11月7日お茶で楽しむ「暮らす旅 京都]

Posted by S.
11月7日 Posted by S.

京都を暮らすように旅をする。暮らす旅舎は駆け足の旅では楽しめない京都の魅力をこれまでとりあげてきました。

『京都はお茶でできている』では、茶道に限らず、日々お茶を楽しむ人びとの暮らしと、お茶を楽しむ場所を紹介しています。

陶々舎のメンバーのひとり、キキさん。チリ出身。ハワイで茶道を知り、京都に留学し、茶道を学びました。いまは宇治の茶園で仕事をしながら、陶々舎を拠点に茶会を開いています。

陶々舎で暮らす三人。左から中山福太朗さん、キキ・ガイセさん、天江大陸さん。

キキさんの茶箱は黄色い道具箱。

茶園の仕事で東京に出張するさいには、茶道具の入った茶箱を持参します。キキさんはそれを使って、オフィスでも公園でも抹茶をふるまいますが、東京では人々が驚きながらも楽しんでくれるそうです。

茶室や炉がなくても、お湯さえ手に入ればどこでも抹茶は楽しめます。急須でお茶を淹れることすら少なくなった現代。たしかに抹茶は多くの人にとって遠い存在かもしれません。でも抹茶を点てる事は、コーヒーを淹れるよりも簡単なのです。

(右)茶房「元庵」であつかっている抹茶セット。

もちろん自分ひとりでも抹茶は楽しめますが、家族や友達と一緒に美味しい和菓子と共に一服いかがでしょう。茶道の作法を知らなくても、人に差し上げたいという気持ちがあればよいのです。

駆け足ではなく、「暮らす旅」流に京都を楽しむお茶の入り口はそこです。

抹茶を家で飲んでみたいけど、敷居が高そうと思う人には、初めての抹茶セットもあります。またうつわ屋さんや骨董市を回って、気に入りの茶碗や茶器を探しも、きっと楽しい京都の旅になるはず。

気に入りの茶器があるなら、和菓子を見つけて、ぜひ鴨川や宿で美味しい抹茶時間を楽しんでほしい。

『京都はお茶でできている』はそんな思いでつくりました。