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和紙はすごい!

2014.11.27 |

和紙が、ユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。「楮だけを使う」ということで、島根の石州半紙、岐阜の本美濃紙、埼玉県の細川紙が注目されていますが、和紙の伝統的な産地はほかにもあります。

『京都 手仕事帖』で取材させていただいた、ハタノワタルさんは、「黒谷和紙」をつくる作家です。京都市内から車で1時間半。「日本昔ばなし」にでてくるようなのどかな風景の中、きれいな川のほとりに黒谷和紙の工房がありました。紙を漉くには水が必要ということで、そういえば、京都北野天満宮の西にも「紙屋川」という名前の川があります。平安時代にはそのあたりに紙漉きの工房があったそうです。

さて、ハタノさんはハコや手帖などの小物から、テーブルの天板や壁などに使う紙など、さまざまな用途の紙を漉き、作品をつくっています。彼の私的ギャラリーでは、床や壁、天井にも和紙が使われ、とても素敵でした。床ですよ! 踏みしめるほどに強くなるのだそうです。和紙の部屋は、しんとして、清々しい空気が流れているように感じました。和紙には、音や湿度を吸収する力があるのではないでしょうか? 断熱効果もあるといわれています。昔は和紙の上に柿渋をひいて、雨具にもしていたとか。

和紙って、美しいだけじゃない。これからもっともっと見直していい素材じゃないかと思います。

http://www.hatanowataru.org