ラム・お知らせ

暮らす旅スタッフの京都に関するコラム、
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山崎か大山崎か

2018.06.20 |

一昨日近畿地方の地震があり、被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。

震源地に近い大山崎には先日訪れたばかり。待庵にも被害があったとニュースで知りました。

 

今回の京都では、三条木屋町にある大好きな韓国料理店「しるら」のお別れ会に参加しました。長岡京で6年、ここで19年。おいしい料理と温かいサービスにぞっこんの皆さんが集ったアットホームな会でした。近く山科で再開するとのこと。楽しみです。

  妙喜庵


さて翌日は京都駅からJR京都線で15分。山崎駅に降り立つと、左手すぐに国宝の茶室、待庵がある妙喜庵があります。とはいえ見学するには事前に申し込みが必須。

 

駅前から無料送迎バスにのって、大山崎山荘美術館へ行きました。ウイリアム・モリス展が開催中で、チューダー・ゴシック様式の建物に、モリスの壁紙やテキスタイル、家具、書籍などがよく似合っています。

安藤忠雄設計の地下ミュージアムにモネなどの作品も見ましたが、これはちょっと作品数が物足りない感じでした。庭園散策はお勧めです。

大山崎山荘の庭園

 大山崎山荘のベランダからの眺め。正面のこんもりした男山に岩清水八幡宮がある

 

 ここは秀吉と光秀が対した山崎の合戦の地で、天下分け目の天王山の頂上へはあと40分ほど歩かねばなりません。くじけてしまい秀吉が本陣をおいた宝積寺に行きました。待庵は千利休がこの陣内に作り、のちに移築されたといわれています。建築史家の藤森照信さんは、利休が宝積寺にあった阿弥陀堂を利用したと推察していますね。

寺には本尊の十一面観音像のほか、閻魔大王と眷属の像や大黒様が拝見できます。閻魔大王らの像は、小野篁作とも伝えられているようですが。真偽は不明です。画像はホームページからご覧ください。

 

 山を下りて向かったのはサントリー山崎蒸留所。アポなしでしたが、次回は必ず予約してくださいといわれつつ、山崎ウィスキー館に入場できました。有料の工場見学はホームページからの予約が必要です。連続テレビ小説『マッサン』の効果なのかと思いましたが、ここも海外観光客が目立ちます。日本ウィスキーの評価が高まっている証拠かと思いました。

 試飲コーナーではめったに飲めない山崎25年物などをチャレンジ。もっともつまみがないので、持参するか、お土産コーナーで買う必要がありますが、広い庭を眺めながらの一杯は格別でした。

 

さてなぜJRが山崎駅で阪急線が大山崎駅なのか。アサヒビールが大山崎美術館で、サントリーが山崎蒸留所なのか。

その理由は帰りに寄った大山崎歴史資料館で判明しました。

山崎の戦は隣接する山城国乙訓郡大山崎と摂津国三島郡山崎で行われたそうで、古くから境はあいまいだったとかとかつまり京都府側が大山崎、大阪府側が山崎。アサヒビールとサントリーはその通りですが、JR山崎駅は両方にまたがっているようです。