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コラム・お知らせ

暮らす旅スタッフの京都に関するコラム、
お知らせや京都の催事・イベント情報など随時掲載していきます。

水辺と桜の旅へ

2015.03.21 | コラム

 京都は鴨川、桂川、宇治川と大きな川に囲まれ、さらに市内には白川や高瀬川、琵琶湖疎水が流れ、郊外では貴船、大原、高雄など水辺が美しい景観をつくり出しています。

 また表に見えるだけでなく京都の地下深くには豊かな水脈があり、その水量は琵琶湖に匹敵すると言われ、町のあちこちから名水が湧き出ています。

 

白川の桜


醍醐寺や三井寺、また下鴨神社など多くの寺社に、水にまつわる伝説があります。また日本三大祭のひとつ祇園祭は、鴨川の水で神輿洗が行われます。この祭の起源は、京都の発祥の地とも言われる神泉苑(御池通りの名の由来)での御霊会でした。このように京都の文化は水に支えられ発展してきました。

醍醐寺の水の流れ


 もちろん京料理を支えるだしをはじめ、酒、味噌、醤油、湯葉、豆腐、京野菜などの食材や、全国一という珈琲消費量も「京都の水」なしには語れません。


麩嘉の麩饅頭

 さらには友禅染め、茶の湯なども清冽な水があったからこそ生まれ、水の流れからさまざまな意匠も生まれました。

 水と水辺を巡る旅を通じて、京都の魅力を紹介したのが、暮らす旅舎の本「京のめぐりあい 水の都 京都」です。

 

 私たちは鴨川や琵琶湖疏水、そして北白川沿いの桜を追って撮影取材を始めました。あれから一年。もうまもなく同じ季節がやってきます。

 京都の水辺と桜の旅にぜひおでかけください。

蹴上インクラインの桜の下で

2015.03.08 | コラム

 満開の桜の下、線路脇の石畳の道を、ドレスの裾を持ち上げ花嫁が駆けてゆきます。見ると足下は運動靴。その後をジーンズ姿の女性がバッグを抱え追いかけます。その先にはタキシードを着た花婿が待っていました。三脚を立てカメラを構えた男性が中国語で声をかけると、カップルは互いに見つめ合います。

 まわりを見ると同じようなチームが何組もいました。インクラインの桜並木は、結婚式の前撮りの名所なのです。

 

 

「水の都 京都」の撮影取材を始めたのが昨年3月。北野天満宮の紙屋川からはじまり、4月に入り琵琶湖疏水沿いの桜を追いかけました。

 蹴上インクラインは琵琶湖疏水を運航する船を、台車にのせて急坂を行き来するためにつくられました。船を曳く線路の両側に延々と続く桜並木は大人気。あまり人が多くない写真をと思って朝8時前にやってきましたが、満開の桜の下のインクラインは、すでに前撮りのチームに占拠されていたのでした。

 映画のワンシーンのような2人のショットは、母国に帰って本番の結婚式で披露されるのでしょう。

 

 京都のさまざまな水の物語を紹介した「京のめぐりあい 水の都 京都」。蹴上、南禅寺の水路閣、哲学の道、そして北白川へ。疏水沿いの桜を追って歩けば、きっと新しい発見があります。ぜひ足を運んでみてください。

水の都、三井寺の春へ

2015.02.14 | コラム

水の都 京都」の取材で、琵琶湖疏水の源にある、

大津の三井寺を訪ねたのは昨年2月でした。

三井寺の建つ長等山の下にトンネルを通し、疏水を京都に引き込んだ難工事。

琵琶湖との間の水門など、まさに産業遺産(現役ですけど)の趣があり、

水路脇の桜並木が,春には美しい花を咲かせます。

三井寺は正式名は園城寺といい、草建は686年というから奈良時代よりも古い。

大化の改新をおこなった中大兄皇子(のちの天智天皇)が、

白村江の戦いに破れ、飛鳥から大津に都を遷したのが667年。

その後、大津京で亡くなった天智天皇の子、大友皇子も壬申の乱で没し

その菩提を弔うために草建されたそうです。

三井寺の境内には天智天皇、天武、持統の産湯に使われたとされる霊泉があり、

そのため当初は御井寺と呼ばれました。

金堂には天智天皇が所持していた弥勒菩薩が祀られていますが、

御像を納めた厨子の扉が開けられないために、秘仏となっています。

三井寺は不死鳥の寺とも呼ばれ、歴史上さまざまな争乱に巻き込まれ、その度に再建されて来ました。

今の金堂は秀吉の正室、北政所の寄進により再建されたものです。

また境内には弁慶の引き摺り鐘や三井の晩鐘、左甚五郎作の龍などもあり、

数多の物語に彩れた古刹です。ぜひ千三百の歴史を訪ねてみてはいかがでしょう。


お節料理は、神様と同じものをいただくこと

2015.01.01 | お知らせ コラム

あけまして、おめでとうございます。

元旦には、それぞれのご家庭のお節料理を召し上がっていると思います。門口に松を飾っていますか? 松は、神様が降りてくるための目印なんだそうですよ。お節料理は、降りていらした神様と同じものをいただくという意味なんだそうです。「同じ釜の飯をいただく仲」になるということなんでしょうか? 一年の始まり、大切にお節料理をいただきたいものですね。

ことしの我が家は、京都、福千鳥のお節料理です。小宮真由さんが心を込めてつくっている、黒豆、数の子、田作りなどの十二種のお料理が真空パックになって詰め合わされています。真空パックだから、やさしいお味です。しかも、ひとつひとつの料理にまつわる「いわれ」、「盛りつけ指南書」付き。サービス精神満点の小宮さん。「ふ・ふ・ふ」っていう笑顔が見えるみたいです。

おかげさまで、大晦日は楽をして、映画を観に行っちゃいました。

ということで、今年は余裕の年明けです。

今年もどうぞよろしくおつきあいください。

高倉健さんが愛したイノダコーヒ

2014.11.18 | お知らせ コラム

猪田彰郎さんのおうちにお邪魔したのは8月初旬。その様子は『京都 食手帖』で紹介しています。

彰郎さんはイノダコーヒを創業した猪田七郎氏の甥にあたり、15歳のときから親がわりだった叔父を手伝ったそうです。以来65年間にわたり珈琲を淹れつづけ、いまもコーヒー伝道師として活動を続けています。
長く三条店の店長を務めた彰郎さんの淹れるコーヒーを愛した人は数知れず。京都の撮影所に通う俳優さんも多く訪れ、なかでも一番の思い出は、三条店の円形カウンターで出会い、通ってくれたという高倉健さんとの交流だそうです。飲み終わるといつも「美味しいですね。ありがとう」と話す健さんの言葉に励まされ、珈琲一筋の人生を歩んで来られましたと語ってくれました。
写真が趣味だった彰郎さんがカウンターの中から撮影した健さんの写真は「自分の宝物」と見せてくれました。

高倉健さんが亡くなったのは本が出版される3日前でした。


暮らす旅舎 暮らす旅 京都 

「みたて」の正月飾りが鎌倉で。11月16日まで。

2014.11.15 | コラム

「みたて」は、京都西陣にある和花の店。暮らす旅舎の最初の本『京のろおじ』で、取材させていただきました。京都の美味しいお店の花がみたてだったり、和食修業の料理人が、みたての花教室で花あしらいを習いに行ったりするそうですよ。

その、みたての正月飾りの展示会が、北鎌倉の東慶寺ギャラリーで開かれました。

京都の染司よしおかの天然染料で染めた餅花や壁飾り、京都ならではの根引き松の門松や草盆栽が展示、販売されています。迷ったあげくに、稲藁を使った壁飾りを買い、大王松のお飾りと十二支餅の飾りを予約。伝統をきちんと踏まえながら、新鮮なセンスのお飾りです。これでお正月は安心だ。

きょう、15日土曜日は、餅花のワークショップもあったので、小さなギャラリーには訪れる人がたくさんいました。

昨年オープンした東慶寺ギャラリーは、日本の手仕事による器や和紙などを扱っています。かみ添のカードもありました。

みたて展、11月16日(日)までです。

http://www.tokeiji.com/shop/gallery/

http://www.hanaya-mitate.com

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