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ラム・お知らせ

暮らす旅スタッフの京都に関するコラム、
お知らせや京都の催事・イベント情報など随時掲載していきます。

新しい年に願いをこめてーー島田耕園 御所人形展

2015.01.07 | お知らせ

ホームページで紹介している犬筥(いぬばこ)の写真をご覧いただけましたか。

安産のお守りや幼児の魔除けとして飾られるものですが、

何とも言えない謎めいた表情に目を奪われてしまいます。

顔は幼児を模し、体は横たわり頭を上げた犬の姿。

雄雌の対で左が雄で安産の札を納め、右が雌で白粉などを入れるそうです。

この作品を制作した島田耕園さんの作品展が1月28日から2月3日まで

髙島屋京都店の6階美術画廊で開催されます。

『京都 手仕事帖』でご紹介した島田さんですが、清水寺の二寧坂に工房を構え

古くは宮廷で、贈り物として親しまれた御所人形を制作しています。

愛らしい子供の人形(ひとがた)に成長の願いを託した作品をぜひご覧ください。

お節料理は、神様と同じものをいただくこと

2015.01.01 | お知らせ コラム

あけまして、おめでとうございます。

元旦には、それぞれのご家庭のお節料理を召し上がっていると思います。門口に松を飾っていますか? 松は、神様が降りてくるための目印なんだそうですよ。お節料理は、降りていらした神様と同じものをいただくという意味なんだそうです。「同じ釜の飯をいただく仲」になるということなんでしょうか? 一年の始まり、大切にお節料理をいただきたいものですね。

ことしの我が家は、京都、福千鳥のお節料理です。小宮真由さんが心を込めてつくっている、黒豆、数の子、田作りなどの十二種のお料理が真空パックになって詰め合わされています。真空パックだから、やさしいお味です。しかも、ひとつひとつの料理にまつわる「いわれ」、「盛りつけ指南書」付き。サービス精神満点の小宮さん。「ふ・ふ・ふ」っていう笑顔が見えるみたいです。

おかげさまで、大晦日は楽をして、映画を観に行っちゃいました。

ということで、今年は余裕の年明けです。

今年もどうぞよろしくおつきあいください。

忙しいときほど、箒です。

2014.12.27 | お知らせ

仕事納めが済んだ人も、まだの人も、家の中を片付けたくなる時期ですよね。

近頃、箒を愛用する人の話をちらちら聞くようになりました。

簾づくりの久保田美簾堂の奥様も「箒党」。葭のくずのでる仕事場を、毎日さっと掃くそうです。

かくいう私も「箒党」。

掃除機はなんだかんだで吸い込みが悪くなるし、重くてがんがん家具に当たる。もっぱらクイックルなのを使っていたのですが、隅っこに取りこぼしがあるのと、ゴミになるものを買うことにどうも抵抗が。で、箒を買ってみました。

ちょっと床のパン屑やほこりが気になるときに、さっとひと掃き。うるさい音もないし、なんだったら夜でもオーケー。階段やら積んだ本の隙間なども箒の先でかきとれる。掃き寄せるほこりが多いほど、「おおっ」という充実感。私は家で原稿を書いたりする居職ですが、煮詰まったときなんかは、楽しい気分転換! すっかり箒の虜になりました。

職人さんがていねいにつくった箒は、けっして安いものではありませんが、でもそれに見合う美しさがあります。美人は3日で飽きるって、ウソ。毎日手にする道具こそ、美しいものを使うべし。

三条大橋のたもとにある内藤商店では、しゅろの美しい箒を、聖護院にあるテノナル工藝百職では、中津の若い人がつくっている箒を扱っています。中津の箒は、箒草をくくる糸もパステルトーンに染めているのでモダンな雰囲気すら感じます。

すっかり毎日の掃除が楽しくなってしまったのですが、困ったことに掃除って、どうも中毒になるみたい。最近では掃除しないとどうも気持ち悪くなってしまいました。

忘年会の前に、掃除しなくっちゃ!



nomaの姉妹店RAKUが宇治にオープン!

2014.12.23 | お知らせ

岡崎にあるギャラリー&セレクトショップとカフェnoma の親戚店、RAKU CAFE AND GALLERYが12月にオープンしたというお知らせが!

場所は平等院のある宇治。宇治橋のほとりだそうです。

nomaのご主人がインテリアのプロデュースをなさったというから、きっと素敵なお店だと思います。

イワシ珈琲、Nowheremanのスコーンとケーキがいただけるとのこと。早く宇治に行きたい!

http://noma-k.com/category/raku-cafe-and-gallery/

シロクマの季節です!

2014.12.11 |

ゆっくり歩く。

白くてふさふさした毛。

穏やかそうで、お茶目な表情も似合う(ほんとはクマですけどね)。

そんなシロクマが、へたっと下敷きになっているカップを見つけたのは、恵比寿にある小さなギャラリーでした。そのとき初めて知った芦田尚美さんの名前。芦田さんの作品は、すっきりしたフォルムに清潔感のある色遣い。そして、目を離せない楽しさがあります。

芦田さんがモチーフにするのは、シロクマやギザギザの山の稜線、さりげない文字。文字って、意味を込めすぎると重くなりがちですが(人間だもの、みたいにね)、芦田さんの言葉は、ささやき声のよう。ふとしたときに気づくっていう感じ。

京都在住の若い作家と聞いて、京都って、おもしろそうなところだなあと思ったのが『京都 手仕事帖』につながったのでした。もちろん、本の中でインタビューしていますよ。

芦田さんの作品、12月17日から一週間、伊勢丹新宿本館のイベントでも見られるそうですよ!

http://www.ametsuchi.info

ちなみに、このとき以来、シロクマコレクターになってしまいました。


老舗の「カワイイ」

2014.12.03 |

子どものころ、クリスマスに「東京の叔父叔母」から小包で贈られた綿ローンのハンカチには、「都会の香り」「大人の香り」がしたものでした。

あのときの気持ちを思い出して胸がキュンとするのは、こんな「ドール柄」のハンカチ。チョコレートやビスケット、キャンディといっしょに毛皮の襟付きマントを着たり、黒いベルベット(想像ですが)のリボンをあしらった赤いドレスのドールたち。これが、京友禅の老舗「岡重」のハンカチと聞くと、びっくりしませんか? 

安政2年に創業した岡重は、いち早く多彩な染料を使って京友禅に新たな花を咲かせた染め物屋さん。その岡重には、羽織の裏に使う生地見本がたくさん残されていたのです。昔から、男性の羽織はほとんど黒と決まっていましたが、その裏にはあっと驚くような美しく、鮮やかな、時にはくすっと笑いたくなるような意匠の世界が隠されていたのです。花鳥風月、宝尽くしはもちろん、伊藤若冲や曾我蕭白からインスピレーションを得た意匠まで。創業以来のこの宝ものに光を当てたのが4代目の今のご主人、岡島重雄さん。羽裏地そのものの展覧会を開くだけでなく、その貴重で豊かなデザインを、ハンカチやシャツにつくり変えて現代の生活に活かせるようにしたのです。

というわけで、この愛らいドール柄ハンカチを私も手にすることができたのでした。実はこのドール柄、阿川佐和子さんも長襦袢に採用! テレビの中で「見て見て、かわいいでしょ!」と、きものの裾を惜しげもなくはしょって見せてくれていました。阿川さんらしい……。けれどすごくシンパシー。

岡重の「羽裏」展は、今年の夏にも東京で開かれていました。また開かれると思います。予定がわかりましたらこのコラムでもお知らせしますね。


週末食堂にて@テノナル工藝百職

2014.12.01 | お知らせ

京大病院そばのろおじにひっそりとあるテノナル工藝百職。手仕事帖で紹介した町家ギャラリーは、若手作家ものの工芸が充実。現在、企画展「週末食堂にて」を開催しています。

食堂車をイメージした舞台に、石原ゆきえ(陶芸)、須原健太(金工)、只木芳明(木)、tsuyu(布)の品々を紹介。週末には山上公子さん之ライスカレーが,石原さんの器でいただけます(要予約)。詳細はホームページで。

店を探し当てる楽しさもあります。ぜひ訪ねてみてください。


和紙はすごい!

2014.11.27 |

和紙が、ユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。「楮だけを使う」ということで、島根の石州半紙、岐阜の本美濃紙、埼玉県の細川紙が注目されていますが、和紙の伝統的な産地はほかにもあります。

『京都 手仕事帖』で取材させていただいた、ハタノワタルさんは、「黒谷和紙」をつくる作家です。京都市内から車で1時間半。「日本昔ばなし」にでてくるようなのどかな風景の中、きれいな川のほとりに黒谷和紙の工房がありました。紙を漉くには水が必要ということで、そういえば、京都北野天満宮の西にも「紙屋川」という名前の川があります。平安時代にはそのあたりに紙漉きの工房があったそうです。

さて、ハタノさんはハコや手帖などの小物から、テーブルの天板や壁などに使う紙など、さまざまな用途の紙を漉き、作品をつくっています。彼の私的ギャラリーでは、床や壁、天井にも和紙が使われ、とても素敵でした。床ですよ! 踏みしめるほどに強くなるのだそうです。和紙の部屋は、しんとして、清々しい空気が流れているように感じました。和紙には、音や湿度を吸収する力があるのではないでしょうか? 断熱効果もあるといわれています。昔は和紙の上に柿渋をひいて、雨具にもしていたとか。

和紙って、美しいだけじゃない。これからもっともっと見直していい素材じゃないかと思います。

http://www.hatanowataru.org

Handworks in Kyoto 京都手仕事帖

2014.11.23 | お知らせ

What or how do you eat, wear, and live? “Art de vivre(the art of living)” are the words which describe the artistic style of your life.

The word “ art” for Japanese people doesn’t mean only paintings and sculptures but also the feeling four seasons and loving all life like being familiar with the tea ceremony and flower arrangement.

You’ll find many hand crafts in this book. Fine hand crafts have always been important for beautiful Japanese lifestyle. Especially in Kyoto, there is a lot of this, from traditional works to contemporary creations.

We show hand crafts people and creators and their works. Furthermore, we visited long established stores and new galleries.

Kyoto is the city of  “Art de vivre”.

You should go and find your favorite things, this will enrich your own life, and will support local industry.

 

アール・ド・ヴィーブルArt de vivre(生活芸術)という言葉があります。何をどう食べ、何を着、どんな住まいで、どういう道具を使い暮らすか。暮らしの芸術とは、つまりひとりひとりの生き方そのものです。

 日本人にとって芸術は、絵画や彫刻だけをさすものではなく、お茶やお花に見るように、季節を楽しむ暮らしとは切っても切り離せません。

 本書では、日本の美しい暮らしを支えてきた京都の伝統工芸や手づくりの道具、そして新しい感性が創造するものづくりを紹介します。さらに、つくる人と技を見つめ、私たちに届けてくれる方々とその店も取り上げます。

 千二百年の都が生んだ、たくさんの手仕事。かつては帝や時の権力が支えた美のかたちを、今守り未来へと伝えるのは私たちひとりひとりです。さあアール・ド・ヴィーブルの都、京都へでかけましょう。

高倉健さんが愛したイノダコーヒ

2014.11.18 | お知らせ コラム

猪田彰郎さんのおうちにお邪魔したのは8月初旬。その様子は『京都 食手帖』で紹介しています。

彰郎さんはイノダコーヒを創業した猪田七郎氏の甥にあたり、15歳のときから親がわりだった叔父を手伝ったそうです。以来65年間にわたり珈琲を淹れつづけ、いまもコーヒー伝道師として活動を続けています。
長く三条店の店長を務めた彰郎さんの淹れるコーヒーを愛した人は数知れず。京都の撮影所に通う俳優さんも多く訪れ、なかでも一番の思い出は、三条店の円形カウンターで出会い、通ってくれたという高倉健さんとの交流だそうです。飲み終わるといつも「美味しいですね。ありがとう」と話す健さんの言葉に励まされ、珈琲一筋の人生を歩んで来られましたと語ってくれました。
写真が趣味だった彰郎さんがカウンターの中から撮影した健さんの写真は「自分の宝物」と見せてくれました。

高倉健さんが亡くなったのは本が出版される3日前でした。


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