8月8日洗い茶巾と祝い提灯
Posted by S.月に一度は、福太朗さんのお茶の稽古です。
今回は洗い茶巾の点前を教わりました。水を入れた平茶碗に茶巾を浸し、点前の最中に絞り畳みます。水滴が落ちる涼しげな音を楽しむ趣向です。細かな作法は各自の学習に任せ、「ここではお茶に向かう気持ちと、身体の姿勢と使い方を学んでください」と福太朗さん。師匠の言葉に不肖の弟子は甘え、福茶の稽古を楽しんでいます。晩御飯はひつじ食堂のジンギスカンをいただきました。
翌日28日は夕方から祇園祭の神輿洗い。その前に寺町を歩いていたら、「福を呼ぶ 京都 食と暮らし暦」の小宮理実さんにばったり。やはり京都は狭いかも。
右 - 江戸時代の祝い提灯の様子(「花洛細見図」宝永元年(1704)より)
7月10日と同じ場所で集合し、揃いの法被で祝い提灯行列は準備万端です。江戸時代には御輿を迎える提灯行列で賑わったそうですが、祇園町の有志により、一昨年に復活しました。
スタートは7基の提灯でしたが、3年目の今年は32基に増えました。昨年は鯛、今年は梅の提灯担当。祇園新橋の旅館「白梅」の提灯です。八坂神社と四条大橋の間を往復する大松明や御輿を真近に観られるのも役得。
昨年は台風の影響で中止だった提灯行列。今回は、御囃子に続く提灯行列を祇園町の皆さんが出迎えてくれました。全赤信号で四条花見小路の交差点を渡るのは気持ちよいものでした。
今回の宿泊はグランバッハ京都。朝食がいいとの評判を知り泊まりました。つい食べ過ぎてしまうビュッフェよりもいいかも。
3日目は朝食後、蹴上から南禅寺へ。久々に登った山門では東山から吹き下ろす風が爽やかでした。
その後、永観堂経由で吉田市蔵さんの鶴栖居の月釜へ。
さまざな人たちと出会える吉田さんの人脈に感動。涼を尽くしたお茶会の後は、白川で京ずしをいただき、京都を後にしました。
左 - ハモの箱ずし
右 - 京ちらし