1月13日火鉢のある暮らし
Posted by K.
1月13日
Posted by K.

去年の暮に火鉢生活を始めました。
仕舞天神で手に入れた鉄瓶で湯を沸かし、お茶を点てたり淹れたり、正月には餅を網で焼き、銅鍋をかけて湯豆腐やブリしゃぶも試しました。
火鉢と灰はネット。荒物屋と骨董市でほかの道具を揃えました、当初は値の張るクヌギの炭を取り寄せましたが、3キロも三ケ日の内にはなくなってしまいました。
そこで引っ張り出したのが物置にあったBBQ用のナラ炭。使ってみると火付けに苦労するもののヘンな匂いもせず、使用可能とわかりました。
出かけたり、寝る前に、炭を保存できる炭消し壺を探したところ、気に入ったものがありません。結局素焼きのプランターの鉢と皿2枚を組み合わせ灰を入れたら、これでばっちり。燃えさしの炭を入れ、蓋をすれば安全に消火できます。


『京都はお茶でできている』の制作を通じ、最も影響を受けて始めたのが火鉢生活です。
大徳寺のそばの陶々舎で、ロウソクの灯りのもと、炭火を使った鍋料理と燗酒をいただき、お茶を点ててもらいました。ロウソクの炎のゆらぎ、赤々とおきた炭の暖かさ、しゅんしゅんと聞こえる湯の沸く音。
その日は茶会ではなかったですが、豊かな夕べの時間がそこにはありました。
次はロウソクにチャレンジしようと、ひそかに考えています。

陶々舎の月釜にて