3月21日水辺と桜の旅へ
Posted by S.
3月21日
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京都は鴨川、桂川、宇治川と大きな川に囲まれ、さらに市内には白川や高瀬川、琵琶湖疎水が流れ、郊外では貴船、大原、高雄など水辺が美しい景観をつくり出しています。
また表に見えるだけでなく京都の地下深くには豊かな水脈があり、その水量は琵琶湖に匹敵すると言われ、町のあちこちから名水が湧き出ています。
白川の桜
醍醐寺や三井寺、また下鴨神社など多くの寺社に、水にまつわる伝説があります。また日本三大祭のひとつ祇園祭は、鴨川の水で神輿洗が行われます。この祭の起源は、京都の発祥の地とも言われる神泉苑(御池通りの名の由来)での御霊会でした。このように京都の文化は水に支えられ発展してきました。
醍醐寺の水の流れ
もちろん京料理を支えるだしをはじめ、酒、味噌、醤油、湯葉、豆腐、京野菜などの食材や、全国一という珈琲消費量も「京都の水」なしには語れません。
麩嘉の麩饅頭
さらには友禅染め、茶の湯なども清冽な水があったからこそ生まれ、水の流れからさまざまな意匠も生まれました。
水と水辺を巡る旅を通じて、京都の魅力を紹介したのが、暮らす旅舎の本「京のめぐりあい 水の都 京都」です。
私たちは鴨川や琵琶湖疏水、そして北白川沿いの桜を追って撮影取材を始めました。あれから一年。もうまもなく同じ季節がやってきます。
京都の水辺と桜の旅にぜひおでかけください。