12月17日そろそろお正月の準備です。

Posted by K.
12月17日 Posted by K.

「せやけど、今年はあかんな〜」と、誰もが口を揃えた今年の紅葉は、なんと12月に入ってから、ようやくきれいに色づきました。この秋の「そうだ、京都行こう」にも取り上げられた、北野天満宮の「もみじ苑」も、急遽、秋の特別公開を一週間伸ばしての営業です。

通常、京都の紅葉の見頃は11月中旬から下旬なので、やっぱり今年は、なんやけったいな紅葉だったのです。

もみじ苑から見た北野天満宮。

そんな長い紅葉の時期も終わり、街はそろそろ正月準備が始まりました。

12月13日は「事始め」。正月の準備を始める日です。この日の祇園街では、舞妓さんや芸妓さんが鏡餅を持って師匠のところへ挨拶にまわる姿が見られます。

事始めの日を過ぎると、お屠蘇や、元旦にいただく大福茶が売られているのに目がとまります。

北野天満宮でも、毎年事始めから、12月25日の終い天神までの間に「大福梅(おおふくうめ)の授与」が行なわれます。天満宮の梅園で実った梅を、元日の朝にお茶や白湯に入れて飲むと、一年間の邪気を払ってくれるのです。こうしてお正月の準備をひとつひとつ整えて、新しい年に向かいます。(京都駐在Y.S)

大福梅。6粒入り。毎年売り切れることも多いので、この時期はお早めに。

(左)さすがに学問の神様。この日も本殿は合格を願う高校生たちでいっぱいでした。入試も新年も、もうすぐそこですね。
(右)堂々たる本殿の門にも、年迎えの華やかさが添えられます。